トイレの歴史として縄文時代ごろから川で用を足す「川屋」から始まり、
鎌倉時代に入りトイレは建物の中になり、完全個室になったのは江戸時代になってからでした。
現在、トイレは様々なタイプがあり、水洗化はもちろん便座を暖めるなどさまざまな機能が付属されています。
ここでは、トイレについての説明をさせて頂きます。
便器によりいろいろな洗い流し方法があります。
種類として以下のものがございます。
和風便器で一般的な方式で、リム部および後部から
の水勢で汚物を流します。前部に水たまりがあり、両
用便器の場合は特に、小便の飛沫を抑える効果も持って
います。
洋風便器では標準的な洗浄方式です。住宅用としては主
流で、上部の吐水口から出る水の勢いのみで流れます。
水溜面が小さいため、汚物が付着しやすいほか、洗浄
時に水はねしやすいのが難点で、最近は住宅用でもサ
イホン式へ移行しつつあります。和風便器にも一部見
られます。(水たまり面が後部にあるのが特徴)
サイホン作用を利用するが、水たまり面を小さく、汚物の付きやすさなどではサイホン式に劣ります。
排水路を屈曲させてサイホン作用を起こさせることによって汚物を排出する方式。
現在の住宅新築用では主流となっている方式で、水たまり面が広く取れるため、汚物の付着もまれであり、一方で節水も進んでいます。
パブリック用洋風便器に多く見られる、水たまり面の大きい方式であります。水たまり部にあるゼット孔から勢い良く水を出し、強制的にサイホン作用を起こさせる方式です。
汚物が水たまり面に沈み、臭気の発散も抑えることが出来ます。洗浄水量が多くなるデメリットがあります。和風便器にも少数採用されました。
洗浄水を短時間に吐水させて水位差をつくり、渦作用とサイホン作用を発生させることによって洗浄します。
サイホンゼット式よりさらに水たまり面が広い方式で、汚物の付着可能性も低く、臭気も少なく、また騒音も小さいです。
水たまり面の形状はサイホンゼット式に近いです。
住宅用便器のロータンクを廃止したタイプで、水道の水圧だけで流す。
タンクがないことによるデザイン性の向上や節水にも貢献しますが、水圧の低い場所では使用できないという欠点があります。
TOTOの商品名であるウォシュレットと呼ばれることが多いです。
機能も豊富にあり、洗浄機能、暖房便座はもちろん、温風乾燥、蓋のオート開閉、室内暖房、リモコン操作など今もなお進化し続けています。
近年、トイレの在り方は変わってきています。
トイレがきれいになった、温水洗浄便座が付いている、そのほかにもバリアフリー化が進んでいます。
車椅子が入れるトイレや手摺付のトイレなどは良く見かけます。
今後も、バリアフリー商品は今以上に急速的に伸びていくでしょう。