工事前は浴室内にバランス釜があり、給湯能力が低く冬場のシャワーが満足にできませんでした。
工事後はベランダに給湯器を設置し、給湯能力をアップして冬場のシャワーが満足できるようにしました。バランス釜が無くなったので浴槽が広くなり、足を伸ばして入れるようになりました。浴室ユニット工事は60万円ですが、給湯器や配管工事等で総額100万円となりました。
よくお風呂で1216や1616など数字で表されることがあります。
これは何かというと、お風呂のサイズのこと、仕上がり有効寸法(内寸法)のことです。
例えば1616は1600mm×1600mm(a×b)の1坪サイズのことです。
1坪って1820mm×1820mmじゃないの?って思われた方もいらっしゃるかもしれません。
家を建てるとき、まず柱を立てます。そのとき柱のピッチ幅は、その柱の中心から中心までで数えていきます。
柱の間にユニットバスを置くことになりますので、その柱が4寸角(120mm)だったら、中心から数えていますので、柱の分を引かなければなりません。
1820mm-60mm×2=1700mm
そこからユニットバスの壁の厚みがあるのでそれを差し引くと1600mmが有効寸法になります。
ユニットバスとは、工場でつくられたユニットを組立てることによって部屋の中にもうひとつ部屋をつくるような構造となっています。
床パンがFRPでできたお盆のような形になっていて、このお盆の上であれば防水性が確かです。
濡れていても滑りにくく、また床に細かい溝が細工しており、毛細管現象で水溜りを小さくし、翌日には乾いている防水パンを採用している商品もあります。
壁は多くの場合、パネル材であり、鏡面仕上げのものなどは表面がツルツルしているのでお掃除をしやすいと好評です。
各メーカー競合して高性能、多機能な商品を開発しています。
最もシンプルなものを選べばコストダウンをはかることができます。しかし価格はピンからきりまでありますので、オプション品をどんどん付けたり、グレードをあげていく高価格になってしまいます。
基本的には既製品でサイズが決まっていますので、特にマンションは初期に入っていたお風呂がオーダーで現在使われていないサイズの場合、
設置空間によっては現状より小さくなる可能性もあります。(一部メーカーによってはサイズをオーダーにすることも可能です)
ユニットバス単独の取替え工事の工期は最短で2日です。
モルタルの上にシートやFRP、アスファルトなどの防水層をつくり、さらにその上にタイルで仕上げる現場施工の工法です。
また壁を桧材、浴室用化粧板等で仕上げることも可能です。
構造体と一体化していますのでがっしりと高級感があります。(UBはFRPでできた箱、というかんじの軽い質感がします)
万が一の水漏れの心配がございますので、木造の階上階、マンションにはおすすめしません。
窓の開口位置やドア、カウンターなどの設計に制約が少ない。(UBはパネルの強度をもたせる関係上、開口寸法に制約があります)
またどのような浴室のサイズ、形に対応できます。
床がタイルなので冬場、浴室が暖まるまでユニットバスに比べ時間がかかります。
ユニットバスに比べ工期が長く、工事内容により使用できるまで10日以上かかります。
両者とも一長一短ではあるのですが、ユニットバス、在来工法共に実用的で素敵なお風呂をつくることが可能です。
給湯器には能力の限界があります。給湯器の表面にシールが張られていてそこに号数が書かれています。
水温から25℃上昇させたお湯を1分間に何リットル出させるかを号数であらわしています。
たとえば水温15℃の時40℃のお湯を1分間に16リットル出る給湯器なら16号となります。
また水温を15℃から65℃上げたい場合40℃に比べ2倍能力が必要ですので1分間に出るお湯の量は8リットルになります。
冬場は水温が5度ぐらいしかないので42℃のお湯を出したいとき、1分間に出るお湯の量は10.8リットルになります。200リットル溜めようと思えば19分ぐらいかかります。
昔のマンションによく使われていたバランス釜(BF-W,BF-D,BF-C)は大体6~8号使われているのが多いので、夏場や暖かい日と同じ量で出していると冬場やいつもより寒い日にはお湯が暖まらないのです。
また能力が少ない給湯器で2箇所以上使用した場合もそうなります。
しかしそれ以外で異変を感じたらプロに見てもらうほうが安全です。
素人判断は大変な事故につながるので販売店、メーカーに連絡しましょう。
ユニットバス、在来工法にかかわらず、お風呂にオプションをつけられる方も増えてきました。
主なオプションとして、浴室テレビ、冷暖房付換気扇などがございます。
また介護用品を備え付ける工事、またバリアフリー工事としても増えてきています。
昔の浴室は、ユニットバスの場合では浴槽が高く、在来工法の場合は、またぎの位置は低いですが浴槽が深く、健常者にはどうってこともないのですが、要介護者、障害者には危険が潜めています。
実は65歳以上の高齢者の事故死の割合で、お風呂での死亡事故が交通事故死についで多いことを知っていましたか?
お風呂を使いやすくし、このような事故を少しでも回避する…、人に優しいリフォームがリモデルハウスのモットーです。